SMスチール、9大船級認証取得完了
- 9大船級認証をすべて備えた国内唯一のステンレス厚板メーカーとして立場を確保
- 国内造船会社が受注したすべてのLNG運搬船にSMスチールステンレス厚板供給可能
ステンレス厚板専門メーカーSMスチール(代表キム·ギホ)は7日、ICS(国際船級連合会)正会員国の9大船級認証をすべて取得したと発表した。
船級認証は船舶や海上構造物などの分野で各国船級協会が要求する規定を満たすかどうかに対する審査を経て付与される。 したがって、特定の国で発注される船舶の場合、要求される該当国の船級認証がある場合にのみ、船舶用資機材を納品できる資格が付与される。
△SMスチール SuPer Plateの厚板写真
SMスチールは2021年4月にRS(ロシア)船級の取得を皮切りに、KR(韓国)、RINA(イタリア)、CCS(中国)、DNV(ノルウェー/ドイツ)、LR(英国)、BV(フランス)、ABS(米国)、NK(日本)に至るまでわずか1年という短期間で9つの船級認証をすべて獲得した。 「現在、国内でこのように9大船級認証を全て確保したステンレス厚板製造業者はSMスチールが唯一だ。」とSMスチール関係者は説明した。
SMスチールSTS研究所のソン·グァンボク所長は、「国内造船会社が様々な国から受注したすべてのLNG運搬船貨物窓に所要される高品質、高仕様のステンレス厚板を供給できるようになったという意味」と説明し、「これまで国内主要造船会社および船舶機材製造会社はSMスチールの船級認証取得に高い関心を示してきた。 SMスチールは今回の9大船級認証取得をきっかけに、国内外の主要造船、海洋構造物プロジェクトに本格的に参加できるようになった」と明らかにした。
SMグループ(会長ウ·オヒョン)の製造部門の系列会社であるSMスチールは、2020年6月全羅北道の群山にステンレス厚板工場を竣工して以来今まで、昨年1年間で2万5千トン約900億ウォンのステンレス厚板を国内外に供給してきた。 特に、世界最高仕様の日本製のロールレベラーを導入することで、顧客企業から厚板の平坦度など製品の品質を世界最高水準に引き上げたという評価を受けている。
SMスチールのキム·ギホ社長は、「SMスチール群山工場は、『鉄鋼基礎素材分野で我が国に役立つ事業を起こしてみよう』というウ·オヒョン会長の意向により設立された工場だ。 今回の9大船級認証を全て取得したことに支えられ、国内外で高仕様、高価格厚板の売上比重を30%まで高めることができると期待している。 ステンレス厚板全体としては、今年約5万5千トン以上のステンレス厚板を国内外の顧客に供給できると見ている。」と展望した。
△SMスチール群山工場全景