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スケッチサイズの場合、汎用設備では対応が難しい。 まず、厚さと幅の面から見れば、当社は5mmの薄板生産が可能だ。 また、4,000mm広幅厚板も生産可能だ。 厚さ150mmの後物材までも電算管理で生産できるように設備を整えた。
これまで厚さと幅の側面で輸入が避けられなかった領域の製品が、当社によって代替されていくだろう。
高級鋼種としてはデュプレックスや6モリのような高級鋼の厚板がある。
これらを生産するためには設備側面で高温制御能力のようなより精巧な生産能力が必要だ。 現在、わが社はポスコと共同で6モリ厚板の試作品を作っている。 江原道(カンウォンド·サムチョク)に建設中の火力発電所に入る予定だ。 この他にも開発に時間は少しずつかかるだろうが、その他の高級鋼種ステンレス厚板も我が社が次第に国産化に代替していくだろう。
Q> 今年7月には初めて輸出品を出荷をする快挙も成し遂げました。 これから輸出をどれくらい増やす計画ですか。 また、輸出拡大のためにどのような努力をしているますか。
A> 理想的な話だが、内需5万トン、輸出15万トン程度にすればいいと考えている。 現在、輸出はオーストラリアと東南アジアの一部国家だが、需要があるところなら地域を選ばないつもりだ。 このため、私たちだけができる製品、SMの強みを広く知らせることに注力している。
Q> STS市場を取り巻く環境が急速に変わりつつありますよね。 今後、韓国内STS流通が生き残るためにはどのような努力が必要だと考えますか。 併せて、このような市場変化にSMスチールはどのように対応する計画ですか。
A> SMスチールに赴任して初めてステンレス産業分野に入ることになったのだが、もう満4年になる。 実は、これまでスチールデイリーに掲載された記事や分析レポートを見ながら勉強してきた。 まず、そのようなご支援に感謝する。
現在、韓国のステンレス流通市場は外国からの市場破壊的な輸入され、生態系が大きく撹乱されている。 急激に傾いた運動場のような状況によって、すべての市場参加者が非常に混乱している状態だと思う。 このような混乱を安定化させることができるよう、ポスコなどリーディング企業を中心に市場安定のための特別の措置のようなものが必要だと考えている。
貿易規制のようなものもも、その一環になりうると思う。
これまでのスチールデイリー分析の主要観点は「単純な全てを切断中心の生産に基盤を置いた流通中心の事業は変化を模索しなければならない」ということではないかと思う。 振り返ってみると、ステンレス流通の第一走者として安住しすぎてきた傾向があるのではないかと反省している。 全て切断中心の生産と流通比重が高すぎる。 それで変化をもたらさなければならないが「どこへ向かって」、「どうやって」な、難題が山積みだ。
事業分野としては、私たちの顧客が運営している分野には、新たに参入しないことを原則として守ってきている。 そこで見つけたのがステンレス厚板だ。 当社はステンレス流通とステンレス厚板の2軸を中心にしばらく運営していくつもりだ.
ステンレス流通において、当社は基本的に長く続く関係を目指している。 それで始興、天安、光州、大邱、釜山地域にある各地方営業所と共に、地域流通業者らと共存する営業、互いに利益になる地域生態系を作ろうと考えている。 このような方向がうまく完成すれば、ステンレス流通分野でも安定的な立地を確保できると期待している。
Q> 今後SMスチールをどのような方向に導いていくつもりか教えてください。
A> 皆がそうであるように、
泣き面に蜂という格好で、今年上半期からCOVID-19によって正常な運営が難しい状況だ。 このような状況で、ここまで無事に来たことに感謝しながら生きている。 わが社は「生き残り」を現実的な基本目標に据えて現在の難局を突破しようとしている。
まず、社員一人一人の安全と幸福が最優先だ。 それで公共交通利用者が多いソウル事務所の場合、朝9時半出勤、夕方5時退勤で運営している。 昼休みは11時半から自由にしている。 地下鉄など多重利用施設の混雑時間を避けるための措置だ。
始興と群山工場勤務者の場合、一日に3回体温チェックをしている。 出勤する時、工場入口、出勤して各自勤務地、そして昼休み構内食堂入口で体温チェックをする。 ビデオ会議システムも導入中だ。 会議のための集合、移動などを最小化するための措置だ。 設備面では今後、熱処理設備を追加する計画だ。 現在の矯正能力に比べて熱処理能力が多少不足しているが、追加設備が導入されれば熱処理能力が現在の5万4000トンから10万8000トンに増えることになり、スケッチサイズおよび高級鋼のニーズに対し、より積極的に対応ができると見ている。